ドローン空撮のロケハンとは?撮影前に確認する10のポイント

query_builder 2026/08/19
ドローン空撮
ロケハン


ドローン空撮というと、現場に到着して機体を飛ばし、撮影する仕事に見えるかもしれません。

しかし実際には、撮影当日より前の確認や準備がとても重要です。


私は「空撮は現場1割、段取り9割」だと思っています。

その段取りの一つが「ロケハン」です。

ロケハンとはロケーションハンティングの略で、撮影場所を事前に確認すること。

ドローン空撮の場合は、きれいな映像が撮れるかを見るだけではありません。

安全に飛行できるか、どこから離着陸するか、人や車はどこを通るか、どの方向から撮ればきれいに見えるかなど、撮影当日を想定しながら確認していきます。


今回は、DRONE LEAPがドローン空撮のロケハンで確認している主なポイントを紹介します。




1.そもそも飛行できる場所なのか

最初に確認するのは、「ここでドローンを飛ばせるのか」です。


航空法だけを見ればよいわけではなく、飛行する空域や方法によって必要な許可・承認が変わります。また、土地や施設の管理者から飛行・離着陸の承諾が必要になる場合もあります。


国土交通省も、無人航空機を飛行させる際には飛行場所や飛行経路、周辺状況などを事前に確認することを求めています。特定飛行に該当する場合には、飛行計画の通報も必要です。

現地に着いてから「ここは飛ばせない」と分かるのでは遅いので、まず飛行条件を整理します。




2.離着陸場所を決める

ドローンは空を飛びますが、必ず地上から離陸し、最後は地上へ戻ってきます。


人や車が頻繁に通る場所ではないか、地面が傾いていないか、砂や小石を巻き上げないか、周囲に電線や樹木がないかなどを確認します。

離陸しやすい場所でも、安全に戻ってこられなければ適した場所とは言えません。




3.電線・樹木・建物などの障害物

現場では、地図や航空写真だけでは分からないものがたくさんあります。


細い電線、張り出した枝、街灯、看板、クレーンなどは、実際に現地を見ると初めて気付くことがあります。

特に低高度からの撮影や横移動では、地上付近の障害物が重要です。


国土交通省の飛行マニュアルでも、飛行経路や周囲の状況を確認し、安全に飛行できる状態であることを飛行前に確認するよう定められています。




4.人や車がどこから入ってくるか

撮影開始時に誰もいなくても、途中から人や車が入ってくることがあります。


駐車場、施設の出入口、歩道、搬入口などを確認し、「どこから第三者が入ってくる可能性があるか」を考えます。

必要に応じて補助者の配置や立入管理の方法も決めます。


国土交通省の飛行マニュアルでも、第三者の立入りに注意し、必要な人数の補助者を配置して安全確認を行う体制が示されています。




5.補助者をどこに配置するか

補助者は、操縦者の横に立っているだけではありません。


飛行中の機体、鳥の接近、周囲の人や車、風の変化などを確認し、操縦者に伝える役割があります。

そのため、飛行ルートを確認できる位置や、人が進入してきそうな場所を把握して配置を考えます。


現場によっては一人の補助者ですべてを見ることが難しい場合もあるため、撮影範囲や周囲の状況に合わせて体制を考えます。


また、補助者が操縦者から離れた位置に配置される場合は、トランシーバーを使って常にコミュニケーションを取れるようにしています。




6.操縦者・補助者・立会い者が映り込まないか

これは安全確認とは少し違いますが、空撮ではとても大切です。


せっかくきれいな映像を撮っても、画面の端に操縦者や補助者、お客様の立会い者が映っていたら、使いにくい映像になってしまいます。


ドローンのカメラは広い範囲を映すため、機体から離れているつもりでも映り込むことがあります。

そこで飛行ルートと画角を考えながら、

「操縦者はここ」
「補助者はここ」
「立会いの方はこちら」

と、できるだけ映らない位置を考えます。


低い位置から上昇するカットや、建物を大きく回り込む撮影では特に注意しています。




7.太陽の位置と光の向き

同じ建物でも、撮影する時間によって見え方は変わります。


順光なのか逆光なのか、建物の正面に光が当たる時間はいつなのか、影が大きく出る時間帯ではないか。


ロケハンでは障害物を見るだけでなく、完成する映像をイメージしながら撮影方向を考えます。

「飛ばせる場所」と「きれいに撮れる場所」は、必ずしも同じではありません。




8.風向きと風の抜け方

天気予報の風速だけでは分からないこともあります。


建物の角、建物と建物の間、山や斜面の近くなどでは、場所によって風の流れが変わります。

撮影場所では穏やかでも、建物の上まで上昇すると風が強くなることもあります。


そのため数値だけを見るのではなく、現場の地形や建物の配置も見ながら判断します。


国土交通省の飛行マニュアルでも、気象や周辺状況を確認し、安全に飛行できない状態になった場合は飛行を中止することが示されています。




9.飛行ルートと撮りたい画を考える

ロケハンでは安全確認と同時に、「どう飛べば良い映像になるか」も考えます。


どこからスタートするか、どこまで上昇するか、建物に対して横に動くのか、前進するのか、回り込むのか。

同じ場所でも飛行ルートによって映像の印象は変わります。


撮影前にある程度イメージしておくことで、現場で無駄な飛行を減らすことにもつながります。




10.緊急時に安全に着陸できる場所があるか

飛行中に天候が変わったり、機体に異常表示が出たりする可能性はゼロではありません。


そのとき、必ず離陸地点まで戻ることが最善とは限りません。

そこで、飛行ルートの途中に安全に着陸できそうな場所があるかも確認します。

もちろん、緊急着陸する状況を作らないことが第一です。


それでも「何かあったらどうするか」を事前に考えておくことは、安全な空撮には欠かせません。




ロケハンは「飛ばせるか」だけを見るものではありません

ドローン空撮のロケハンというと、飛行可能かどうかを確認する作業だと思われがちです。


しかし実際には、安全、法律、周辺環境、スタッフの配置、光、風、画角、飛行ルートまで、いくつものことを確認します。


そしてもう一つ大切なのが、完成した映像をイメージすることです。

安全に飛行できても、操縦者が映り込んだり、建物が逆光で暗くなったり、狙った画角で撮れなければ撮影としては不十分です。


だから私は、空撮は「現場1割、段取り9割」だと考えています。

撮影当日に機体を飛行させている時間は、仕事全体のほんの一部です。その前の確認と準備ができているからこそ、現場で落ち着いて撮影ができるのです。




DRONE LEAPでは、撮影場所や飛行条件がまだはっきり決まっていない段階でもご相談いただけます。

「この場所で飛ばせるのか」
「どんな撮り方ができるのか」

といった段階から、お気軽にお問い合わせください。


お問い合わせフォームはこちらです

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DRONE LEAP

住所: 埼玉県入間郡三芳町藤久保819-4-201

電話番号: 090-5402-8185

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