ドローン空撮は雨や強風でどうなる?延期・中止の判断を解説

query_builder 2026/08/12
ドローン空撮
延期・中止の判断

ドローン空撮は雨や強風でどうなる?延期・中止の判断を解説

ドローン空撮をご依頼いただく際、お客様からよく聞かれるのが、

「雨の場合は撮影できますか?」
「風が強かったらどうなりますか?」
「当日中止になったらどうすればいいですか?」

といった天候に関する質問です。


屋外で行うドローン空撮は、どうしても天候の影響を受けます。

晴れていれば必ず飛ばせるわけでもありませんし、反対に曇っているから撮影できないということでもありません。


大切なのは、その日の天候と現場の状況を確認して、安全に撮影できるかを判断することです。

今回は、雨や強風などでドローン空撮がどのような影響を受けるのか、撮影延期・中止をどのように判断するのかを分かりやすく解説します。




1.雨の日は基本的にドローン空撮が難しい

一般的な空撮用ドローンは、雨の中での飛行を前提としていない機体が多いため、基本的には雨天時の撮影は避けます。


雨の中で飛行すると、

・機体やモーターへの水の侵入
・カメラレンズへの水滴
・映像品質の低下
・視界の悪化
・機体トラブル

などのリスクがあります。


特に空撮では、機体が飛べるかどうかだけではなく、きれいな映像を撮影できるかも重要です。

レンズに水滴が付けば映像に映り込みますし、雨や霧によって遠景が見えにくくなることもあります。


そのため「少しくらいの雨なら飛ばせる」という考えではなく、撮影目的や機材の状態を含めて判断する必要があります。




2.実は雨以上に注意したいのが「風」

ドローン空撮では、雨と同じくらい、あるいはそれ以上に気を付けたいのが風です。


地上ではそれほど風を感じなくても、ドローンが飛行する高度では強い風が吹いていることがあります。

特に、

・建物の周辺
・山間部
・海岸
・高層建築物周辺
・開けた土地

などでは、風向きや風速が急に変化することがあります。


強風の中で飛行すると、ドローンが流されたり、予定した飛行ルートを維持しにくくなったりします。


さらに注意したいのが帰還です。

行きは追い風で問題なく飛行できても、帰りが向かい風になれば、戻るために多くのバッテリーを消費します。


単純に「飛ばせるか」ではなく、安全に戻ってこられるかまで考えて飛行を判断することが重要です。




3.機体の性能だけで判断しない

ドローンには機種ごとに耐風性能などが設定されています。


ただし、メーカーが示している性能の範囲だからといって、必ず撮影できるわけではありません。

現場では、

・飛行高度
・周囲の建物
・樹木
・電線
・人や車両
・離着陸場所
・撮影する方向
・必要な映像

など、さまざまな条件を考える必要があります。


例えば、広い場所で高度を上げて撮影する場合と、建物の近くをゆっくり撮影する場合では、同じ風でもリスクが違います。


空撮は機体のスペックだけでは判断できません。

その現場で、その撮影を安全に行えるか。

最終的にはそこを見て判断します。




4.晴れていても飛ばせない場合があります

「今日は晴れているから大丈夫ですよね?」

と思われるかもしれませんが、晴天でも撮影を見合わせることがあります。


例えば、

・強風
・突風
・雷
・濃霧
・視界不良
・急激な天候変化

などです。


特に雷には注意が必要です。

撮影場所では晴れていても、周辺で雷雲が発達している場合があります。

また、夏場は短時間で天候が大きく変わることも珍しくありません。


そのため撮影当日は、空だけを見るのではなく、天気予報や雨雲、風の状況なども確認します。




5.撮影前日だけではなく当日も確認します

ドローン空撮では、撮影日の数日前から天気予報を確認します。


ただし、数日前の予報だけで撮影可否を決めることはできません。

天気予報は変わります。

そのため、

数日前前日当日現地

と段階的に確認していきます。


前日の予報が微妙でも、当日には改善していることがあります。

逆に、前日は問題なかったのに、現地へ到着すると想定以上に風が強いこともあります。

最終的な飛行判断は、現地の状況を確認してから行います。




6.天候が悪い場合は延期という選択肢もあります

天候が悪く、安全に飛行ができない場合。


企業PV、不動産、建築物、施設などの撮影であれば、映像の仕上がりを考えて撮影日を変更した方が良い場合もあります。


例えば、

「建物を青空の下で撮影したい」

という目的なのに、厚い雲に覆われた日に無理に撮影しても、イメージしていた映像にはならないかもしれません。


安全面だけではなく、撮影目的に合った映像になるかも延期を判断するポイントです。


DRONE LEAPでは、天候が微妙な場合にはお客様と相談しながら、撮影を実施するか延期するかを判断しています。




7.撮影スケジュールと予備日の考え方

屋外撮影では、どうしても天候によって撮影できなくなる可能性があります。


企業PVや不動産、施設紹介など、撮影日の調整が可能な案件では、あらかじめ予備日を設定しておくと安心です。


一方、テレビ番組や映画、イベントなどでは、出演者やスタッフ、ロケ地の都合から予備日を設定できないケースもあります。

その場合は、数日前から天候を確認しながら撮影方法を検討し、当日の状況に応じて飛行可能な時間帯や撮影内容を調整します。


例えば、雨が止んだタイミングを待つ、風が比較的弱い時間帯に撮影するなど、現場の進行と相談しながら対応することもあります。


ただし、スケジュールが動かせないからといって、無理に飛行することはありません。

予備日を設定できる案件では余裕を持ったスケジュールを組み、設定できない案件では当日の状況に合わせて可能な範囲で対応する。


ドローン空撮では、案件ごとの撮影条件に合わせて考えることが大切です。



無理に飛ばすことより、「飛ばさない勇気」も必要です

ドローンの事故は、機体の故障だけで起きるものではありません。


私がこれまで現場を経験してきて感じるのは、事故の背景には「無理をした判断」があることが少なくないということです。


風が強くなっているのに飛ばす。
雨が降りそうなのに「あと少しだけ」と飛ばす。
バッテリー残量に余裕がないのに撮影を続ける。
スケジュールが押しているから飛ばす。
お客様から求められたから、断れずに飛ばす。

こうした一つひとつの判断が、事故につながる可能性があります。


撮影現場では、

「今日しか撮影できないので何とか飛ばせませんか?」
「少しだけなら飛ばせませんか?」

と相談されることもあります。


お客様や制作側にもスケジュールや予算などの事情があります。その要望をできる限り実現することも私たちの仕事です。


しかし、安全に飛行できないと判断した場合は別です。

経験が浅かったり、仕事の実績がまだ少なかったりすると、

「断ったら次の仕事をもらえないかもしれない」

と思い、無理な要求にも応えてしまうことがあるかもしれません。


ですが、事故を起こせば、その影響はパイロットだけにとどまりません。

航空法上の事故・重大インシデントに該当すれば、国土交通大臣への報告が必要になります。(国土交通省) 事故の内容によっては報道され、撮影場所や関係する企業・施設などにも影響が及ぶ可能性があります。


だからこそ、ドローンパイロットには「飛ばさない勇気」が必要だと考えています。


もちろん、すぐに「できません」で終わらせるわけではありません。


雨が止むのを待つ。
風が弱くなる時間帯を探す。
高度や飛行ルートを変更する。
別の撮影方法を考える。

できる方法を探したうえで、それでも安全を確保できなければ飛ばさない。


ドローンを飛ばす技術と同じくらい、飛ばすか飛ばさないかを判断することも、ドローンパイロットに必要な技術です。


ローン空撮についてのご相談はこちら

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DRONE LEAP

住所: 埼玉県入間郡三芳町藤久保819-4-201

電話番号: 090-5402-8185

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