ドローン空撮はどれくらい飛べる?実際の飛行時間とバッテリー管理

query_builder 2026/08/17
ドローン空撮
バッテリー管理

「ドローンは1回の飛行で何分くらい飛べるんですか?」

空撮の現場でよく聞かれる質問のひとつです。


最近のドローンはバッテリー性能が向上し、40分を超える飛行時間の機種も増えました。

ただし、カタログに書かれている最大飛行時間と、実際の空撮で使える飛行時間は別物です。


また、バッテリー管理というと冬の寒さを心配する方が多いのですが、実際の現場で私がより神経を使うのは真夏です。


今回は、実際の空撮ではどのくらいの時間を飛ばすのか、そして私が現場で行っている夏と冬のバッテリー管理について紹介します。




1.最大飛行時間まで飛ばすことはありません

DRONE LEAPで通常使用しているDJI Mavic 3 Proの最大飛行時間は43分、DJI Air 3Sは45分とされています。


ただし、どちらも風などの影響を抑えた管理された条件で測定された数値です。

Air 3Sの場合、バッテリーを消費して強制着陸するまでを測定条件としています。

実際の撮影環境とは大きく違います。


そのため、

「最大43分だから40分くらい撮影できます」

は危険です。


空撮では、離陸して撮影場所まで移動し、構図を決めて撮影し、最後は安全に離陸地点まで戻って着陸する必要があります。


特に怖いのが風です。

行きが追い風なら楽に飛んでいけますが、帰りは向かい風になります。

撮影中に風向きや風速が変わることもあります。


だからこそ、バッテリー残量ギリギリまで撮影するのではなく、安全に帰って来られる余裕を残すことが大切です。




2.「あと1カット」が危ない

撮影をしていると、「あと1カットだけ撮りたい」という場面はよくあります。


ですが、バッテリー残量だけを見て飛行時間を判断することはありません。

離陸地点までの距離、風向き、風速、周囲の状況などを考えながら帰還を判断します。


近くを飛んでいるのか、離れた場所を撮影しているのかによっても、戻るために必要なバッテリーは違います。


まだ飛べるから飛ばすのではなく、余裕があるうちに戻す。

必要ならバッテリーを交換して、もう一度飛ばせばいい。

私はそのように考えています。




3.冬のバッテリー管理は「人肌」

ドローンのバッテリーは寒さに弱いと言われます。

確かに低温ではバッテリー性能が低下するため、氷点下の雪山などでは十分な対策が必要です。


一方、私自身は気温0℃以上の冬の撮影であれば、必要以上に神経質にはなっていません。


Mavic 3 Pro、Air 3Sともにメーカーの機体動作温度は-10℃~40℃です。

私もこれまで冬のバッテリー対策として、ホッカイロや電子レンジで温めるタイプの湯たんぽなど、いろいろ試してきました。


そして最終的に行き着いた方法は、とても単純です。

ズボンのポケットに入れておく。


私やスタッフのズボンのポケットに予備バッテリーを入れ、人肌程度の温度を保っています。


飛行を始めれば、バッテリーやモーターも徐々に熱を持ってきます。

もちろん氷点下の雪山などは別ですが、通常の冬の空撮では、現在はこのシンプルな方法で管理しています。


※ポケットに入れる場合は、鍵や硬貨など金属類と一緒に入れないよう注意しています。




4.冬より怖いのが真夏の暑さ

私が冬以上に注意しているのが、真夏です。


近年は35℃を超える日も珍しくありません。

Mavic 3 ProやAir 3Sの機体動作温度の上限は40℃です。つまり外気温35℃なら、すでに上限にかなり近い環境で飛ばすことになります。


そこから飛行によってバッテリーやモーターがさらに熱を持ちます。

真夏の撮影では、着陸後にモーターが熱くてすぐには触れないほどになっていることもしばしばあります。


だから夏は、バッテリー残量だけでなく、機体全体の熱にも注意しています。




5.真夏は3分以上の連続ホバリングを避ける

真夏の撮影で私が設けている目安があります。


気温が高い日は、3分以上の連続したホバリングをできるだけ避けることです。

この「3分」はメーカーが定めた基準ではありません。

長年ドローンを運用してきた中で、私自身が設けている経験上の目安です。


撮影内容によってホバリングが必要なことはありますが、意味もなく長時間ホバリングを続けることはしません。


機体を動かして風を受けさせたり、温度が気になる場合はいったん着陸させて休ませます。


高温はバッテリーに負担をかけます。DJIも高温時にはバッテリー温度を確認し、過熱している場合は帰還するよう案内しています。




6.夏もいろいろ試した結果「日陰と風」

冬にホッカイロや湯たんぽを試したように、夏もいろいろな方法を試しました。


以前はクーラーボックスを使ったこともあります。

しかし現在は、

直射日光を避けて、風通しの良い日陰に置く。

これが基本です。


撮影現場でエアコンの効いた部屋を使わせていただける場合は、予備バッテリーや機材を室内に置かせてもらいます。


問題は炎天下の屋外です。

日陰があればそこを利用しますが、日陰がない現場では、小さくてワンタッチで設営できる簡易テントが便利です。

ここで大切なのが、テントを閉め切らないこと。

前後を開放して、風が抜けるようにします。


日差しを遮っても、中に熱がこもってしまったら意味がありません。

必要に応じて充電式の小型扇風機も使い、バッテリーや機材の周囲に風を通します。

つまり、長年いろいろ試した結果、現在の管理方法はとてもシンプルです。


冬は人肌。夏は日陰と風。

特別なことではありませんが、これが現在の私たちの現場での基本です。




7.飛行直後の熱いバッテリーはすぐ充電しない

もうひとつ夏場に注意しているのが充電です。


飛行直後のバッテリーは熱を持っています。

撮影本数が多いと、すぐ充電して次の飛行に使いたくなりますが、熱い状態のまま充電はしません。


DJIも飛行直後はバッテリー温度が高くなっている可能性があるため、室温に近い状態まで冷ましてから充電するよう案内しています。Mavic 3 Proの充電温度範囲は5℃~40℃、理想的な充電温度は22℃~28℃とされています。


また、膨張など明らかな異常があるバッテリーは使用しません。DJIも、冷却後も膨張が戻らない場合はサポートへ連絡するよう案内しています。




8.大切なのは「何分飛べるか」ではなく余裕を残すこと

最近のドローンは40分以上飛べる機種もあります。


しかし、空撮の現場で大切なのは、

「最大何分飛べるか」ではありません。

安全に撮影し、安全に戻って来られるかです。


風が強くなれば早めに戻す。

真夏で機体やバッテリーが熱くなれば休ませる。

バッテリーが残っていても、無理をしない。

そして季節に合わせて、冬は冷やさない、夏は熱をためない。


私はこれまでさまざまなバッテリー管理方法を試してきましたが、最終的には難しい方法ではなく、現場の状況を見ながらシンプルに管理する方法に落ち着きました。


冬は人肌。夏は日陰と風。

飛行時間の数字だけに頼らず、機体、バッテリー、風、気温を見ながら余裕を持って運用する。

それが、実際のドローン空撮現場で大切にしているバッテリー管理です。




ドローン空撮の飛行時間や、夏・冬の撮影について不安がある場合も、撮影場所や内容に合わせてご案内しています。

撮影できる場所かどうかの確認だけでも、お気軽にご相談ください。


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DRONE LEAP

住所: 埼玉県入間郡三芳町藤久保819-4-201

電話番号: 090-5402-8185

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