ドローンのRAW撮影とは?JPEGとの違いと編集方法を初心者向けに解説

query_builder 2026/07/23
ドローン空撮撮影
RAWブログ記事

ドローンで静止画を撮影するとき、カメラ設定の中に「JPEG」と「RAW」という項目があります。初心者の方にとっては、「RAWにすると画質が良くなるらしい」という程度で、違いが分かりにくいかもしれません。

RAWは、撮影した写真を完成品として保存するのではなく、カメラのセンサーが受け取った情報をできるだけ多く残して保存する形式です。明るさや色を撮影後に細かく調整しやすいため、建物、不動産、風景、観光PRなど、仕上がりを重視するドローン空撮で役立ちます。

ただし、RAWで撮れば自動的に美しい写真になるわけではありません。RAW撮影の特徴と使い方を理解し、撮影後に適切な編集を行うことが大切です。




1.RAW撮影とは?

RAWは英語で「生の」「加工されていない」という意味です。

カメラのセンサーが取り込んだ光や色の情報を、あまり加工せずに保存します。


一般的なJPEG、JPGは、カメラ内部で明るさ、色、コントラスト、シャープネスなどを調整し、見やすい写真に仕上げてから保存します。

撮影後すぐに確認したり、そのままSNSやメールで共有したりできる便利な形式です。


一方、RAWは完成前の素材に近いデータです。

撮影直後は色が薄く見えます。

しかし、データの中にはJPEGより多くの情報が残っているため、編集ソフトで調整すると、空や建物の質感を丁寧に仕上げられます。


DJIのドローンでは、RAW形式として「DNG」が使われる機種が多くあります。

DNGもRAWデータの一種と考えて問題ありません。




2.RAWとJPEGの違い

RAWとJPEGの大きな違いは、「撮影後にどこまで調整できるか」です。


JPEGはすでにカメラ内部で処理されているため、データ容量が小さく、すぐに使えます。ただし、明るさや色を大きく変更すると、空の階調が崩れたり、暗い部分にノイズが目立ったりすることがあります。


RAWはデータ容量が大きく、そのままでは使いにくい反面、明るさ、ホワイトバランス、色合い、コントラストなどを後から幅広く調整できます。


たとえば、空に合わせて撮影したため建物が少し暗くなった場合でも、RAWであれば暗部を明るくしながら、空の明るい部分も残しやすくなります。

逆光や明暗差の大きい場面では、RAWの強みが特に分かりやすく表れます。




3.RAW撮影のメリット


明るさを調整しやすい

ドローン空撮では、空が明るく、地上や建物が暗く写ることがあります。

RAWは明るい部分と暗い部分の情報を比較的多く残せるため、撮影後に全体のバランスを調整えやすくなります。

ただし、白く飛んで情報が完全になくなった部分や、真っ黒につぶれた部分を完全に戻せるわけではありません。RAWでも適正露出を意識することは必要です。


ホワイトバランスを変更しやすい

撮影時のホワイトバランスが少しずれていても、RAWなら編集時に自然な色へ戻しやすくなります。夕景の暖かさを残したり、曇天で青っぽくなった建物を自然な色に整えたりできます。


細部まで仕上げやすい

屋根、外壁、樹木、道路、山並みなど、細かな質感を調整しやすいこともRAWのメリットです。


建築物や不動産の写真では、色を派手にするよりも、実物に近い自然な見え方に整えることが重要です。




4.RAW撮影のデメリット

RAWは便利ですが、初心者にとって少し手間が増えます。


まず、JPEGよりファイル容量が大きいため、microSDカードやパソコンの保存容量を多く使います。

撮影枚数が多い案件では、予備カードやバックアップ用ストレージも必要です。


また、RAWデータは基本的に現像作業が必要です。Adobe LightroomやPhotoshopなど、RAWに対応したソフトで明るさや色を調整し、最後にJPEGなどへ書き出します。


編集をせず、撮影した写真をすぐに渡したい場合は、RAWだけで撮るより「RAW+JPEG」の同時保存が便利です。JPEGで素早く確認しながら、必要な写真だけRAWで丁寧に仕上げられます。




5.RAW撮影がおすすめの場面

RAW撮影は、次のような場面に向いています。


・建物や不動産の広告写真
・観光地や地域PRの写真
・夕景や朝焼けなど明暗差の大きい撮影
・印刷物やホームページに使用する写真
・撮影後に色や明るさを丁寧に仕上げたい案件


反対に、記録用の写真、飛行場所の確認、SNSへすぐ投稿する写真などは、JPEGでも十分な場合があります。


すべてをRAWで撮る必要はなく、写真の用途に合わせて選ぶことが大切です。




6.初心者がRAW撮影で注意すること

RAWは後から調整しやすい形式ですが、「失敗しても全部直せる」ということではありません。


ピントが合っていない写真、手ブレや被写体ブレがある写真、白飛びが激しい写真は、RAWでも救えないことがあります。


撮影時は、画面の明るさだけで判断せず、ヒストグラムや露出オーバー警告も確認しましょう。特に空や白い建物は白飛びしやすいため、少し暗めに撮影し、編集で明るさを整える方が安全な場合があります。


また、RAW編集では色を強くしすぎないことも大切です。

空を不自然な青にしたり、緑を鮮やかにしすぎたりすると、見栄えは良くても実際の景色から離れてしまいます。


ドローン写真では、撮影した場所の魅力を残しながら、自然に見える範囲で整えることが基本です。




7.RAWとLogは別のもの

RAWとLogは混同されやすい言葉ですが、基本的には用途が異なります。


RAWは静止画で使われる形式です。

一方、Logは動画で使われ、撮影後のカラーグレーディングを前提とした映像設定です。


静止画を丁寧に仕上げたいときはRAW、動画の色を編集したいときはD-LogやD-Log Mというように覚えると分かりやすいでしょう。




まとめ

RAW撮影は、ドローンで撮影した静止画を後から丁寧に調整する保存形式です。

JPEGよりファイル容量が大きく、調整の手間もかかりますが、明るさ、色、ホワイトバランスを調整しやすく、建物や風景の質感を活かした写真に仕上げられます。


初心者の方は、まず「RAW+JPEG」で撮影する方法がおすすめです。JPEGですぐに写真を確認し、気に入った写真をRAWから編集することで、無理なくRAW撮影に慣れていけます。


RAWは魔法の撮影方法ではありません。撮影時に露出、構図、ピントをしっかり確認したうえで、撮影後の編集に活かすことが、きれいなドローン写真への近道です。

----------------------------------------------------------------------

DRONE LEAP

住所: 埼玉県入間郡三芳町藤久保819-4-201

電話番号: 090-5402-8185

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG