【ドローン 動画撮影の基礎知識】シャッタースピードとフレームレート

query_builder 2025/02/13
ドローンドローン空撮動画空撮の基礎知識
フレームレート

ドローン動画撮影における

シャッタースピードとフレームレートの関係性


ドローンを活用した動画撮影では、美しい映像を作り出すために、シャッタースピードとフレームレートの関係性を正確に理解することが重要です。これら2つの設定は、映像の滑らかさや動きの表現に直接的な影響を与えます。本記事では、それぞれの役割や最適な設定方法について、丁寧に解説していきます。



シャッタースピードとは?

シャッタースピードは、1フレームを撮影する際にカメラのセンサーが光を取り込む時間を指します。この値は通常、秒またはその分数(例:1/50秒、1/100秒)で表されます。シャッタースピードが長い場合、光を多く取り込むため明るい映像が得られますが、動きがぼやけやすくなる特徴があります。一方、短いシャッタースピードでは動きがくっきりと描写されますが、映像が暗くなる傾向があります。適切なバランスを見つけることが、映像クオリティ向上の鍵となります。


フレームレートとは?

フレームレート(fps:frames per second)は、1秒間に記録される静止画の枚数を指します。たとえば、24fpsで撮影された映像は、1秒間に24枚の静止画で構成されます。一般的には、映画のようなシネマティックな映像を目指す場合は24fpsが推奨され、滑らかな動きを求める場合は30fpsや60fpsが選ばれることが多いです。撮影の目的に応じて適切なフレームレートを選ぶことが、理想的な映像制作への第一歩となります。



・フレームレートとシャッタースピードの適切な関係

シャッタースピードを設定する際には、撮影するフレームレートに基づいて適切な値を選ぶことが大切です。一般的な基準として、「シャッタースピードはフレームレートの2倍」に設定すると、自然で滑らかな映像が得られると言われています。この原則は「180度シャッタールール」として知られ、映画撮影などでも広く採用されています。


具体例を挙げると以下のようになります:

- フレームレートが24fpsの場合、シャッタースピードは1/48秒(または1/50秒)

- フレームレートが30fpsの場合、シャッタースピードは1/60秒

- フレームレートが60fpsの場合、シャッタースピードは1/120秒


この設定を守ることで、動きのブレ(モーションブラー)が自然に表現され、視聴者にとって心地よい映像を作り出すことができます。



・特殊な状況での調整

ただし、撮影環境や目的によっては、このルールを柔軟に調整する必要がある場合もあります。たとえば、スポーツや速い動きを鮮明に撮影したい場合は、シャッタースピードを短く設定することで、動きがよりシャープに表現されます。また、明るい屋外でシャッタースピードを調整する際には、NDフィルターを使用して光量を抑えることが非常に効果的です。こうした工夫によって、どのようなシーンでも最適な映像を撮影することが可能になります。



#まとめ

ドローン動画撮影において、シャッタースピードとフレームレートの関係性を正しく理解し、適切に設定することは、プロフェッショナルな映像制作に欠かせない要素です。

基本的な「180度シャッタールール」を基準にしつつ、撮影シーンや目的に応じて柔軟に対応することがポイントです。


お持ちのドローンのカメラスペックを確認していただき、シャッタースピードとフレームレート設定をしていただければ、更に奇麗な映像が空撮できると思います。

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